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hayamihoのブログ

フットボールを愛しています

【卑怯なコウモリ】息子の心に寄り添ってみた結果。。。

 

子供たちを寝かしつける時、よくリクエストを募ってお話をします。

 

歌を歌う時もありますが、歌はいつも決まっていて、「ゆりかごの歌」か「夕焼け小焼け」です。

歌うと、すぐに子供たちはあくびをして眠ってしまう魔法の歌です。

そういう風に長い時間をかけて私が仕組んできた一種の条件反射です。

このどちらかの歌を歌い終わってスースー寝息を立てている子供たちの寝顔を見ると、いつも我ながらいい仕事するな、と思ってしまいます。(ニヤリ)

そしてこっそり寝床を抜け出し、あとは自分の時間です。ムフフ。

 

ところが、これが「おはなし」となるとそうは行きません。

 

毎回違うお話をするのですが、ある日イソップの「卑怯なコウモリ」の話をしてから、息子が極端にこの物語に固執するようになってしまいました。

 

「卑怯なコウモリ」は有名な寓話ですので皆さんご存知かと思います。

 

が、一応、ウィキこちら↓

卑怯なコウモリ - Wikipedia

 

(あらすじは…)

昔々、獣の一族と鳥の一族が戦争をしていた。 その様子を見ていたずる賢い一羽のコウモリは、獣の一族が有利になると獣たちの前に姿を現し、「私は全身に毛が生えているから、獣の仲間です。」と言った。鳥の一族が有利になると鳥たちの前に姿を現し、「私は羽があるから、鳥の仲間です。」と言った。

その後、鳥と獣が和解したことで戦争が終わったが、幾度もの寝返りを繰り返し、双方にいい顔をしたコウモリは、鳥からも獣からも嫌われ仲間はずれにされてしまう。

双方から追いやられて居場所のなくなったコウモリは、やがて暗い洞窟の中へ身を潜め、夜だけ飛んでくるようになった。

 

というお話。

誰しもちょっぴり身に覚えのある悲しいお話ですよね。

万人の嫌なとこ突いてくる、とてもイソップらしい寓話です。

 

これの何が気に入ったのか、

「何か寝る前におはなししてあげようか。」

と私が言うと、

 

必ず息子は

「あのコウモリのおはなしして」

と言い出します。

 

私だけでなく、上の娘からも

「ええええええ〜〜〜〜?またアレ〜〜〜?何回すんのあの話ー⁈」

「もう飽きたーーーー!」

と激しいブーイングを浴びても平気。

鉄のメンタルで断固「コウモリのおはなしがききたい」を繰り返すのです。

 

それでもう2年近く、夜寝る前のおはなしといえば、2〜3回の1回くらいの割合でこの「卑怯なコウモリ」を話しています。

 

旦那とは、「自分の姿を重ねてんのかね笑」と軽口たたいていましたが、彼は本当に優柔不断で男気に欠けるところがあるため、私も完全に「コウモリの末路に自分の将来を重ねて不安に思っている幼い心」と思い込んでいました。

 

ところが、今日また寝る前にこのコウモリの話になったので、思い切って

「コウモリはどんな気持ちだったとおもう?」

と、このお話を私から一方的に話すんではなく、彼に物語ってもらうことにしてみたら、

彼は(吃りながら)こう答えました。

 

「コウモリはやさしすぎたから、みんなにやさしすぎて、それでおこられたんだとおもう」

 

私「!」

 

あ。

 

本当だ。

 

そうかも。

卑怯者ではなくて、平和主義者だったのかもね。

 

ということで、息子とこのおはなしの書き換え作業をしました。

 

結果、出来上がった新あらすじがこちら↓↓↓

 

******************************

『やさしすぎてみんなにおこられたコウモリ』

昔、ある日突然、地球上の生き物が鳥の仲間と獣の仲間の二手に分かれて争うようになってしまいました。

コウモリは、自分は鳥の仲間でもあり、獣の仲間でもあるので、誰とも争いたくないと思いました。みんなと仲良くしたかったのです。なので、どちらの仲間とも争わず、今まで通りみんなと仲良くし続けていくことに決めました。そして早く争いが終わってみんなが元どおり仲良くなるといいのになぁ、と考えていました。

そして、争いが終わり、コウモリが待ち望んでいた平和がやっと訪れました。

するとどうでしょう。

鳥の仲間は言いました。

「コウモリ君は、鳥の仲間だと思ってたのに獣の仲間でもあったんだね。」

そして獣の仲間も言いました。

「いやいや、ずっと獣の仲間だと思っていたら鳥の仲間にもなっていたのか。」

鳥&獣「なんて卑怯なやつだ💢」

そして鳥の仲間からも獣の仲間からも怒られて、悲しくなったコウモリは、みんなと離れて、もう暗い洞窟の中でひっそりと暮らすことに決めました。とさ。

******************************

 

・・・・・💧

 

…いやっ!!!

 

なんちゅう暗い、救いのないおはなし😭

 

なんだイソップってあいつ明るいやつだったんじゃん‼︎(涙)

アッカンベェして「自業自得」とか。

そういうオチって、割と良かったんだね。後味的に。

 

そして、

 

。。。シーン、て。

 

もうあっさり寝てるぅぅぅ〜! ウソ!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

 

と、この一連の作業により、何かが満たされたらしい息子の心。

 

とにかく良かったです。

 

このお話はもう卒業できたかな?

 

できてるといいな。。。(´-`).。