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hayamihoのブログ

フットボールを愛しています

【J-SHINE】小学校英語指導者認定講習について。いろいろ。

 

去年、急に雷に打たれたかのように開眼し、突然目指すことになった小学校英語指導者。

 

しかし、小学校の英語指導員ってどうしたらなれるの???

 

てか、これは職業なの?

ボランティア活動なの?

 

と、全く知識がない状態。

 

なので、まず最初はネットであれこれ情報収集。

 

結果、このJ-SHINEという小学校英語指導者認定協議会が主催し認定している民間団体の資格があることがわかりました。

 

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http://www.j-shine.org

 

国家資格ではないので、これを持っていたからといってすぐに道が開かれるわけではないのですが、全くのゼロからスタートを切る私にとっては業界のことを知る手がかりにもなり、また経験不足を補う一助になるだろう、とまずはこの認定講習を受けてみることにしました。

 

その時、あまり情報がなかったため、今回こちらに体験談をまとめることにしました。

これからこの講習を受講しようとしている方や、ご興味のある方のお役に立てたら幸いです。

 

この小学校英語指導者の需要はこれからかなり出てくるだろうとは思いますが、現場となる小学校で先生として働くには国家資格である教員免許が必要であり、また今後段階的に英語が正式な教科となっていくこともあって、指導者問題をどう解決するのかがまだ国としてはっきり決まっていないようです。(人材不足は人材不足なんですが、外部指導員に正式な教科を任せることに否定的な意見もあるようです)

 

現在は自治体ごとの裁量で、外部講師や専任講師(習字や音楽の指導者のような扱いで)として地域の英語指導経験者を雇っているのが現状のようです。

 

また、一部では、国ではなく自治体が発行する免状により、地域の英語指導経験者を教員として正式に採用する案も出ているそうです。

 

でもやはり国として一番揉めず、一番理想的なのは、これから教職免許を取得する学生があらかじめこのJ-SHINEの認定講習を受け、正式な小学校教諭として他の教科と同じように英語も指導できる体制が整うことのようです。

 

実際、この講習受講中に、たくさんの学生さんと同席し、お話する機会がありました。

一番多かったのが、教職課程にいる学生さんが大学や民間英会話スクールに「J-SHINEを持っていると自治体の採用試験時、かなり有利だよ」と勧められて受講しているパターンでした。

 

実際、この「英語も難なく指導できる小学校教諭」の需要は、今ものすごく高いみたいです。

 

このレア掘り出し物をめぐっての自治体間競争も激しいようです。

 

神奈川県のとある自治体では、採用試験競争の激しい関西圏から引き抜いてきたこの「英語のできる新卒有資格者」の里帰り防止のため、地元の若者との婚活サービスを始めたところもあるそうです。

 

ちなみに、2016年現在、ここ愛知県内で小学校英語指導者の雇用や小学校英語への注力・投資の大きい自治体はどうやら豊橋市のようです。

名古屋市は全体的に縮小傾向との噂を聞きました。

実際今年度が開始する前に見た名古屋市の求人では、年収が110万円前後で、コマ数は調整不可能、よって収入も固定されているということでした。

今年度は、10月に扶養控除や社会保障関係の法改正が予定されているため、この年収では次年度の増税など不安が大きかったので私は今回応募を見送りました。

東京や横浜など、関東の方では自治体によっては積極的に外部英語講師とのチームティーチングを取り入れており、求人の数も形態も多様なようです。

 

さて、私が行った民間の英会話スクールでは、このJ-SHINE取得コースが充実しており、通常の通学レッスン、研修のすべてが自社施設で行われています。なので日程の把握や申し込みなどが迅速にできとてもありがたかったです。

 

[ 費用について]

今回は民間英会話スクールに通学して取得した場合の期間、費用となります。

(他にはアルクなど通信教育での受講形態があります)

また、これらは申し込み時の英語の能力によっても変わってきます。

研修費や申請登録費用は一律なのですが、ある一定レベル以上の英語力を保証するために普通の一般英会話レッスンも受講しなくてはなりません。

このレッスンにかかる期間、費用に個人差があるため、これはあくまで私の場合、ということをあらかじめご了承ください。

 

(私の場合)

TOEIC 860、英検未受験(多分2級程度だと思います)、会話は中級程度(電話応対や通常業務の遂行には支障ないけど会議や討論の場で自分の意見を正確に筋道立てて表明するには多少難あり)

(提示された費用) 127,548円

(レッスン期間)    3ヶ月(週1回の外国人講師のグループレッスン)

 

このグループレッスンは上級クラスで、ディスカッション形式の授業でした。毎回テーマに沿った事前準備が必要で、生徒がそれぞれ自分なりにリサーチしてきた報告をもとに、意見を発表するという内容でした。

いろんなキャンペーンなどを利用すれば、ほぼ同じ金額で期間を6ヶ月に延長できること、また、必須の団体主催講習の日程が申し込み時からちょうど約6ヶ月後だったこともあり、レッスン終了から講座受講まで3ヶ月も時間が空くことを不安に思った私は、まんまとこれを6ヶ月に延長しちゃいました。

しかし、この授業、実際に毎週出席してみたら、もうめちゃんこハードで。。。何度も挫折しそうになり、これを3ヶ月も延長したことすごく後悔しました💧

でもおかげさまで今は物怖じせず思ったことをガンガン英語で(も)言えるようになったため、頑張った甲斐はありました。

 

で、実際にかかった費用は、総額で138,996円。期間は6ヶ月。

内訳はこちらをご参照ください↓

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最後の”認定講座費用は別途”。

 

これ、気になりますよね。

 

実は、この資格を取るためには大きく分けて3つの活動が必要です。

 

①スクールの英会話レッスンへの出席

②スクール主催の基礎セミナー(全6回)(希望者は応用セミナーも受講)への出席

③J-SHINE主催の特別資格認定講座(2日間連続・定員150名先着順)への出席

 

③の講座がこれにあたります。

費用は37,000円。

カウンセラーの方に伺った話では、この認定講習は約半年に1回ずつで、早めに申し込みをしないと席の確保ができないかもしれない、ということでした。

なので、もし直近の講座日程で受講できなかった場合、またさらに6ヶ月待たなくてはならないそうです。

もちろん、その間は資格申請もできません。

 

そしてこの費用が、スクールの受講料には含まれていませんでした。

 

別途。

 

また、申請時にも申請・登録費用が必要になり、これが6,000円ですので、トータル、

 

138,996円+37,000円+6,000円=181,996円!!!

 

結構な金額になりました💧

 

もう頑張るしかない、将来につなげるしかない。

という背水の陣で頑張りました。

(家族の協力も物心両面でありました🙏✨)(ありがとう)

 

[テキスト・教材について]

 

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①20Points for Conversation  

 

これが激ムズ!家でやった後にスクールで各項目ごと(20項目)の小テストを受け、一定以上の成績をおさめなければならぬという地獄の自宅学習テキストです。見たことない言い回しとか、超むずかしい構文とか、中学時代から何気によくわかんないままスルーしてきた文法選りすぐりでもうそのまま後ろに倒れて天井を眺め静かに脱落した夜が何度あったことか…!(涙目)

 

②高学年のための小学校英語

 

これはJ-SHINEの認定講座にも来ていただき、直接ご指導くださった松香フォニックスで有名な松香洋子先生の実践的な指導ガイドです。CD付き。

課題提出あり。

 

③実践トレーニング・実習と評価

 

これは自宅でDVDを見ながら自分でデモレッスンをしてみる、またはしていると仮定して各項目ごとにレポートをまとめ提出する「実習と復習」、CDを聞きながら必要な英語表現を身につけていき、それが身についたかどうかをWEB上で実施されるミニテストによってチェックする「実践トレーニング」の二つのテキストからなっている自宅学習用教材です。難易度はそう高くありませんでした。1日で完了します。

 

④セミナーレポート

 

全6回のスクール主催セミナーで習ったことを申請時にレポートとして提出します。用紙はセミナー各回ごとに会場で配布されます。

 

[その他]

 

資格認定条件について

 

・基礎セミナー受講&課題提出

・通学レッスン(規定レベル以上)を受講し、その出席率が70%以上かつ35.2時間以上であること

・テキスト②を読み課題を提出すること

・テキスト③についてはwebチェックテストを12回中10回以上終了かつ課題を提出をすること

・J-SHINE特別認定講座に2日間すべて参加していること

 

この中で特に大変だったのは、小学校と幼稚園両方に子供がいたので、やはり出席関係でした。

 

通常レッスン70%以上で良かったです。もしこれが80%以上だったら要件満たしてなかったです。実は。

インフルエンザや学校行事などでどうしてもうちにいなければならない、または学校や幼稚園にいなければならない、ということが多々ありました。

講習やセミナーのたびに子供が熱を出したり、確保できていたはずの預け先が突然キャンセルになったり、6ヶ月間ずっとバタバタしていた印象です。

 

通信教育に比べて短期間で申請まで到達できるのが通学の魅力ですが、ゆっくり落ち着いて取り組む方が向いているな、と思われる場合は(特にお子さん小さい場合は)通信がオススメかもしれません。

 

ただ通信は自己管理が大変です。

 

私はなるべく早い申請を目指していたので通学を選びましたが、実際セミナーなどで知り合った同年代の方々は、もうすでに子供英会話講師として就業しているケースがほとんどでした。

 

その方たちといろいろお話しさせていただく中で、私もまずは就業可能な時間帯のパートで、民間英会話スクールの子供英会話講師を目指すこととなり、現在就業予定の企業でさらに研修を受けています。

 

J-SHINEからは、先日やっと認定証が届きました。

 

こんなの↓

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NPO法人の認定資格ですが、今回この資格取得コースを頑張ってみて、結果的には良かったと思います。

 

この業界のこと、また、子供達に英語を教えることが他の教科の指導と同様にどれくらい社会に貢献できるのか、また、国の目指す英語教育体制が整備されるまである一定の時間を要する中、どれくらい私たちのような専門的英語指導員がいわば捨て石となってこれまで培われてきた指導実績・経験を次の世代へつないでいくことができるのか、様々なことを考えるようになりました。

 

また、この分野で本当にたくさんの方々が、現場の指導者として、大学の研究員として、有識者会議の出席者として、日々尽力されていることも知りました。

 

今までまったく興味のなかった教育についての見識も、この6ヶ月間でだいぶ深まったように思います。

 

今回、本当にたくさん得るものがあったので、もし本気で子供たちへの英語教育に関わろうと思っている方がみえるなら、J-SHINEの認定取得をぜひおすすめします。

 

指導経験の有無は関係ないので、就業開始してから取得してもいいし、私のようにまずこの世界への入り口として始めてみるのもいいんじゃないかと思います。

 

大切なお金と時間、両方必要になりますのである程度覚悟は要りますが、よかったらぜひいかがでしょうか?

もちろん教職課程に在学中の学生の皆さんも。

 

[おまけ]

 

これからの日本の英語教育の方向性について

(『英語教育の抜本的イメージ』中央教育審議会教育課程企画特別部会H27.8.5より)

 

英語の教科化

2017年 教科書作成

2018年 先行実施

2020年 全面実施(予定)

 

小学校3・4年生 

・聞く・話すに加え、読む・書くの育成も含めたコミュニケーション能力の基礎を養う

・主に学級担任が指導(ALT等を一層積極的に活用したTeamTeachingを中心に)

 

小学校5・6年生

・聞く・話すを中心としたコミュニケーション能力の素地を養う

・学級担任が専門性を高め指導、併せて専科指導を行う教員を活用、ALT等を一層積極的に活用

 

大学入学者選抜試験における評価方法の改善

 

高校基礎学力テスト(仮)の導入

高校3年間の評価を確定させることができる

将来的には国公立大学の入試割合を[一般:推薦]=[ 3:7 ]に。

 

また、今後は大学入試の英語能力判定に外部試験(英検、TOEFLTOEICなど)を導入し4技能(聞く・話す・読む・書く)を測定する流れに。