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hayamihoのブログ

フットボールを愛しています

赤パンの男。噛み合わない人との会話は何語でも噛み合わない。そう永遠に。

サッカーのこと書きたかったけど、昨日(この記事は第20節ダルムシュタット戦の翌日に書きました)ドルトムントの試合が開始前からもうつまんなくて、入場してきた選手の顔つき見てもうダメだ今日気持ちが全然入ってないわ、って勝手に判断し、試合の間中ずっとバスタブに浸かっておりました。

 

代わりに赤パン履いた変な男の話をします。

 

新しく始めたお仕事が、事前に聞いていたよりも頻繁に英語を使うため、ちょっと英語で話す習慣を取り戻さなくては、と英会話サークルに参加してきました。

 

老若男女、いろんな方がいらっしゃいましたが、皆さん日本人で割とペラペラ。

 

自己紹介から始まりちょっとしたトピックについて意見交換したりしながら過ごしていたら、突然その男がやってきました。

 

大遅刻。

 

そいで、私の入っていたグループに途中参加。

 

見た目は普通。

っていうか、小綺麗にまとまっていて、NHKとかのアナウンサーにいそうなタイプ。

 

でも赤パン。

 

うーん、デンジャラス。

 

と、見事そのデンジャラス予想が的中し、彼はそれまでの会話の流れを一切無視して、突如一人で話し始めました。

しかもその話が、筋道も立っていないしどこに帰着するかもわからない、ただ自分が知っている情報を英語で羅列していくだけのものなので、誰も絡めずそのまま時間だけが過ぎて行きました。

隙を見て誰かがその離さないバトンをもぎ取っても、すぐにまた彼が連想ゲームのように思いつくことを羅列&提示し始めます。

 

例えば、こう。

 

僕は大阪から来ました。出身は愛媛です。でも最近の京都のホテルの宿泊料は高くなりましたね。去年の2倍です。去年が一泊***円で、今年***円だから約2倍です。外国人も多いです。これは大阪も同じです。そしてわたしは今日大阪から来ました。愛媛にはこういうサークルがなかったし、外国人もほとんどいませんでしたので、英語を話す機会がありませんでしたが、大阪で同じようなサークルに・・・・・・。

 

何かレポート読んでもらってるみたいな、そういう感じで、まるでやりとりができないのです。

 

質問しても、それに答えるふりをして元の話に戻って同じことを繰り返します。

 

喋れないわけではないんです。

 

何ていうか、極端に一方的なのです。

 

わたしはその長〜いいつ終わるとも分からない彼の話にウンウンと頷きながらずっと彼の赤パンを見つめておりました。

 

こんな赤いズボン、どこに売ってるんだ?

 

ちょっとサテン地ぽく生光りしてるし。

 

赤いし。

 

いや、紅と言うべきか。。。

 

そしてとうとう1対1トークタイムがやってきて、案の定わたしの相手は赤パン氏。

 

なんでもいいから話し始めてください、と促され、わたしは思い切って彼に尋ねました。

 

「あなたはどこで英語を習われたんですか?」と。

 

するとすかさず「NHKラジオ講座です。」という答えが。

 

…って、

すごくない⁈Σ(・ω・」)」

 

え?それだけ?

 

彼「はい…(照れ笑い)」

 

マジ?

 

彼「はい。ずっとラジオの英会話講座で勉強してきました〜f^_^;)。それ以外は何も。」

 

そしてなんとも切ない生い立ちや現在の境遇について、また例のごとくレポート音読トークが始まり、なんとなくですが、わたしは彼があまり恵まれてるとは言い難い境遇の中で、英会話だけにすがりついて生きてきたことを理解し始めました。

 

でも顔や容姿が整っているだけに、その履いているズボンが真っ赤だったり、間違って身につけた変な癖のある発音とか、たとえばforeign を”ホーラン、ホーラン”と繰り返したり、小さい子供にとってテレビがいかに有害であるかを力説しながら強調していたharmfulをみんなから「humbleは日本語で謙虚っていう意味だよ」と注意され「いや僕humbleなんて一言も言ってないし笑」とか、そういう狙ってないワイルド感が余計哀愁を漂わせ、なかなかシュールでホラーなひとときを演出していました。

 

そして後半ごろには、もう誰も彼に絡まない。

 

ってか、絡めないのです。

 

結果、彼ひとりが終始ごきげんマシンガントークを繰り広げ、帰って行きました。

 

そしてグループトークの合間合間に何度も、そしてなんの臆面もなく、

「結婚してるの?」

とか、

「歳いくつ?」

とか、

「え?お子さんいるの?」

とか、ふつう初対面女子にきいてはならないとされている禁止クエスチョンシリーズを連発し、周りをかな〜りドン引きさせていたことにも、本人だけが気付いていない様子でした。

 

その後も「結婚してるとは思わなかったなぁ〜!」と何度も日本語で言い続け(しつこい💢)赤パン氏は帰って行きましたとさ。

 

めでたし、めでたし。

 

わたしはもうあそこには2度と行かないかも。です。

 

 さよなら、赤パン。