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hayamihoのブログ

フットボールを愛しています

この街に来たのはきっと運命だ。エキサイティングシティKYOTOの夜。

新生活@京都 雑記

バスに乗って初めて来たその美容院は、まるで工事現場でした。

 

いつもの美容院が相場より高いことをホットペッパーで知り、他にも行ってみようと選んだところだったけど、もうビル自体がカオス。

エレベーターに乗る時は背後から不審な人物が乗り込んで来ないかを警戒するほど。

 

エレベーターのドアが開くと、そこはさらなるカオス。

 

廃棄された何かの機材と梱包材が散乱し、まるで吹きさらしのベランダみたいなエントランス。

 

ドアはもちろん手動。

 

受付では鼻ピアスにシルバーワンレンボブがスカジャンでお出迎え。。。

 

BGMはマイケルジャクソンのBlack or White。

 

そう、偏見は捨てよう。人間は平等なのだ。白も黒もカンケーねぇ。

 

行こう。

 

未知の世界へ。

 

案内された席に着くと、間も無く指名した店長が現れ、軽く髪質をチェックし、カウンセリング。

 

私が伝えたオーダーは、前髪を伸ばして横に流したいが重たすぎてセットに限界があるためカットとパーマで流してほしい、というもの。

 

オK。やろうじゃないの。

 

出された雑誌は、non-noとSWEET。大汗

 

前に通っていた美容院で出された旅行専門誌が懐かしくなり。

 

マチュピチュとか塩の湖とか。

 

川口春奈ちゃんのメイクは参考にできず。無念。

 

そんな突きつけられるジェネレーションギャップの嵐の中、施術はどんどん進行。

 

ドライカット後にシャンプー。

そしてその濡れた髪にロッド巻いて1液を塗布→放置後シャンプー台で1液を洗い流し、そのまま2液塗布して放置。

シャンプー台で!

寝たまま!

もちろん目隠し状態はキープ。握りしめるiPhone

 

その間も、ドスドスとすごい足音立てて私のすぐそばを徘徊する輩たち。

 

はーい、流しますねー、と現れた輩は何かキャスター付きの椅子に座ったままガラガラ〜っと私のいるシャンプー台と隣の台を往復。

そして空間に響き渡るポシュポシュ音。

シャンプーやらトリートメントやらはどうやらお隣の台に置いてあるらしい。

そして最後にはお疲れ様でした〜と顔面にシャワーのしぶきがかけられ、必死で謝る輩に「大丈夫です」と答える私。

 

ドライは別の輩の担当。

 

ちょっと代わりますねー、とやってきた彼の耳たぶにはでかい勾玉みたいな物体がぶら下がっており、髪は後ろでお団子。

 

「普通に可愛いっす」と言ってくる輩。

 

自画自賛か。

 

こちらとしては、おかげさまで〜ありがとうございます〜というしかなく。

 

最後のお会計で衝撃の事実が。節約できたのたったの3,000円!

 

もう来ないだろう。そう確信しながらビルを出ると、そこはワンダーランド・四条河原町の雑踏。

 

しかも日曜日の夜。(聞くところによると土曜の夜よりはマシらしい)

 

何か見忘れていること、し忘れていることはないか、もっと他にも何かあるんじゃないか、いや、何かしてやろう今夜こそ、と徒党を組んでソワソワ徘徊する観光客たち。

 

中国語、韓国語、フランス語、日本語、いろいろ。

 

「スミマセン」とたどたどしい日本語で話しかけてくる女の子を、とっさにジェスチャーで振り払ったけど、ここは日本だった。

 

物乞いではない。

 

道を聞くつもりだったのかも知れない、と反省。

 

パリの街を歩いていた頃の感覚が知らないうちに戻ってきていた。

とっさに、たかりだと思ってしまった。

急いで戻ったけれど、もうその女の子はいなかった。

 

どちらにしても、私だって観光客みたいなもんだから、何も教えられなかったに違いない。

 

ごめんね。

 

誰か他の良い人に、ちゃんと道を教えてもらっているといいけれど。

 

突然大通りをクラクション鳴らしっぱなしで暴走する白いセダンが現れ、上半身裸の若者2人が身を乗り出し、顔には白い仮面をつけ、両手を空高く上げて叫びながら通り過ぎていった。

 

誰も気にしない。

 

歩道からあふれ出た歩行者の後ろを、5センチくらいの距離で後追いしバス停から追いやる市バスのエアブレーキ。プシュプシュプシュ〜って。

 

京都弁で聞こえてくる様々な会話。

 

「結構いい雰囲気やってんで、わかるやろ?」

 

「あ、この店、知ってはりますか?」

 

そう、ここは京都。すごい街。

 

私はこの街が心底好きです。

 

故郷に帰ってきたような気がします。

 

ホッとしています。

 

居心地がいいです。

 

生まれて初めて自分らしくのびのびと暮らせています。

 

これからも、ずっとずっと、できるだけ長くこの街に住んでいられますように。

 

帰りのバスを待っている間、街と人とビルの上の満月を眺めながら、そう祈りました。