hayamihoのブログ

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日記*6月3日のこと

今日は土曜日だけど、午前中授業参観がありました。

 

息子のクラスは道徳で「あいさつの仕方」を、娘のクラスでは英語で「数の数え方」を教えていました。

 

晴れているけれど風が強く、開け放たれた窓からはちょっとヒヤッとするくらい冷たい風がサァーッと気持ち良く教室に吹き込み、反対側の廊下へと通り抜けて行きました。

 

その時ふと、同じようなシチュエーションで前にも風を気持ちいいと感じたな(しかもごく最近)、と思いました。

 

そうだ。

 

勤め先の大学の研究室だ。しかも院生室。

 

そう思い出した途端、小学校の教室と大学の研究室がつながりました。

 

そこに吹いている、同じ風。

 

この子達の進んでいくずっと先のほうに、私の仕事場があるのです。

 

院生室の入り口には貼り紙がしてあります。

「就職した同級生が毎日朝から社会の一員として働き、いまこの時にも人生の基盤作りをしているということを忘れるな。」

という、先生からの貴重なお言葉。

 

言わんとしていることは、「朝からちゃんと研究に来いよ」ということ。

 

7歳の息子は気持ちの良いあいさつの仕方を、あの青年たちは人生の基盤作りをするべき大切なこの時が有限であるということについて、いまそれぞれの場所で学んでいるのです。

 

どちらも同じ学びの場。

 

最近働くこととなった場所は、大学の農学部です。

 

畑があり、馬がいます。

 

生命そのものを扱っているところです。

 

以前は医学部でした。

そこで毎日知らず知らず肌身に感じていた得体の知れないものの正体が「死」であったことに、農学部に来てからようやく気付きました。

 

実験動物の慰霊碑、解剖用のご遺体を1柱、2柱と数える文書、がん薬の研究についての報告書、臨床研究、倫理規範などなど。

 

人間の死を人間自身から遠ざけるために、あらゆることを研究する場所でした。

 

その活動の必然として、常にその背景には「人間の死」が横たわっており、切羽詰まったギリギリのところでしのぎを削る、当然ですが人類の延命だけに集中して課題を克服していく世界だったように感じます。

 

ところがいま私が目にしている世界では、太陽が穂を照らし、実り、また新しい命が芽吹き、多様性はそのまま人間の想像以上に地球上を覆い、有限の存在としての人間である私たちを驚かせ続けます。

 

そこには、私たちの知らない宇宙の法則があり、その一端を少しでも解明しようと研究者も学生も日々コツコツと作業を続けます。

畑に出て穂を撫で、実験室で顕微鏡をのぞき、水を治め、汗を流します。

森林の中で、木を観察し、必要があれば治療をし、やはり自然の中で汗を流しています。

 

どちらが良い悪いというわけではないし、それぞれの役割があるとは思うのだけど、やはり機会があったらぜひ子どもを連れて行ってあげたいな、と思うのは農学部の方です。

 

そこでは私たち人間は自然の一部でしかなく、シビアなくらい有限の存在です。

 

有限と言えば、今日参観終わってうち帰ってからNHKサイエンスゼロを見ていて、子どもたちと、何光年も離れた宇宙の他の惑星を探索するにはどうしたらいいか、という話をしました。

 

その星にたどり着くまでにみんな死んじゃうよね、って。

 

すると、子どもが男女2組ずつ搭乗させて、その子孫に託せばいいんじゃない?と言いました。

 

ミッションは最初の男女から子孫代々伝えていくようにし、文書も遺す、と。

 

ん?

 

どっかできいたような話だな。

 

それ、たぶん言い伝えみたいに伝承されるんでしょ。

 

そしてその文書にはいろんな解釈が発生して、◯◯教とか、◯◯派とかいろんなグループに分かれて争ったりするんだよね。

 

そうなると、その宇宙船はさしずめノアの箱船のような。

 

いや、ノアの箱船が実際、宇宙船だったのかも。

 

私たちには、もしかしたら最初に送り込まれたペアから託された使命があるのかもしれない。

 

もう誰にもちゃんと伝わってないし、みんな忘れちゃってるけど。

 

ちゃんと本に書いたし、何人かピックアップして都度伝えてるじゃーん、って神様言ってるかも。

 

ごめーん汗

 

とか思いながら、夕飯は子どもとあかつきでラーメン食べてダラダラ過ごし、近所の琵琶湖疏水でホタルみたりして、帰ってきました。

 

近所散歩してると、やっぱいま幸せかも、と改めて思います。

 

死ぬときに思い出すと、きっといまここに住んでるこの期間て、人生で一番目、二番目くらいに幸せな時期だと思う。

 

神様には申し訳ないけど、ミッションはどうしても思い出せないし、その話し出すとみんな血みどろの争い始めちゃうし、もう一旦全て忘れて楽しんじゃいますね。

 

明日は京北の方に借りた畑に行けますように。

カエルとサンショウウオのいる田んぼで遊べますように。

そして、帰りはマックで裏チーズバーガー食べたい。あれ、メチャうま。